皆さまこんにちは!
リアル脱出ゲームの老舗、SCRAPさんが提供している「アンドロイド工場からの脱出」に参加する為、アジトオブスクラップ京都に行ってまいりましたので、体験レビューを書いていきたいと思います。
ネタばれ禁止公演ですので、謎に触れるようなネタばれは一切書きませんのでご安心を。
私は基本あまり前情報を見ないタイプの人間です。前情報を見ると当日のワクワクが薄れてしまう気がするのと、ネタばれが見えてしまうと怖いので。
ただ、今回のリアル脱出ゲームに関しては少し、というかかなり独特な脱出ゲームでしたので、この記事を参考に参加されるか決めて頂ければ幸いです。
■アンドロイド工場からの脱出のストーリー
まずは今回の「アンドロイド工場からの脱出」のストーリーをSCRAPさんの公式HPから拝借!
そう遠くない未来。
SCRAP~アンドロイド工場からの脱出~
限りなく人間に近いロボットであるアンドロイドが完成した。
しかしアンドロイドたちは人の手を離れて
自らを量産する工場を作り、人類への反乱を企て始めた。
スパイであるあなたは、反乱を止めるためアンドロイド工場に忍び込み、
機密データを入手する任務を与えられる。
だが、アンドロイド工場に人間が忍び込んだことがバレたら処刑されてしまう。
任務を遂行するにはアンドロイドになりきり、
複雑で奇妙な「動作テスト」をこなして、監視の目をくぐらなくてはならない。
あなたは正体を隠し通し、この工場から脱出することができるだろうか?
また、SCRAP公式のCMもYouTubeに上がっていましたのでこちらもリンクを貼っておきます。
どうですか?
面白そうですよね?
いや、実際面白かったんですけどね(笑)。
下記からは私が実際に体験してみて、よかったと思った点と残念だったと思った点を主観ですがまとめてみます。
アンドロイド工場からの脱出に行こうかどうか検討されている方は参考にしていただければ幸いです。
■良かった点(主観)
①かなり非日常感が味わえた
脱出ゲームの醍醐味の一つ「非日常感」。このアンドロイド工場からの脱出は凄く高いと感じました。
普通の脱出ゲームでも非日常感はあるんですけど、どこかやっぱり謎解きの作業をしている感は否めないと思います。日常の一部は否めないというか…(私だけ?)。
アンドロイド工場からの脱出はストーリーにもある通り、自分がアンドロイドになりきる必要があります。多く語るとネタばれにつながりかねないので書けませんが、「非日常感・没入間」という意味ではかなり完成度の高い公演だと感じました。
②全員協力型。さぼれる人がいない
これは少し画期的だと思いました。今回の最大プレイ人数は10人、私達も10人で挑んだのですが、全員にそれぞれ役割があって、1人もサボる事が出来ない仕様になっています。10人もいるとおいてけぼりになったり、逆に1人が突っ走って行ってしまったりみたいな事が起きがちで、「結局どうやって解いたのか分からない」人が出てくる事もしばしばですが、アンドロイド工場からの脱出にはそれがありません、いや、出来ません。
10人で協力する事が大前提の公演となっており、そこは素晴らしいと感じました。
さらにSCRAPさん凄いなと感じたのは、全員協力しないと解けないといいながら、プレイ人数が10人でも9人でも8人でも解けるように謎が作られている所。こちらもネタばれになるので多くは語れませんが、何人で参加しようともクリアできるように丁寧に作られているなと感じました。
③演劇と謎解きの見事なコラボ公演!
総じてになりますが、このアンドロイド工場からの脱出はSCRAPが今まで手掛けてきた「脱出ゲーム」という謎解きコンテンツと「演劇」という新しいジャンルを見事に融合させた新感覚の公演だと感じました。
いやぁ~、SCRAPさんは凄いです。脱出ゲームは日々進化していると感じました。
そういう「進化した脱出ゲーム」に触れてみたい方は、是非参加を検討してみてください!
■残念だった点(主観)
①いつもに比べ、ちょっと謎解き要素は少なめだった。
これは私的に凄く残念でした。脱出ゲームの一番の醍醐味はやっぱり「謎解き」。謎が解ければ次の謎が出てきて、それが解けたらまた次の謎、そしてその謎と謎が違う所で繋がって、エレガントにクリアする!というのが私の一番の脱出ゲームの魅力だと思うのですが、アンドロイド工場からの脱出に関してはこれが少し少ないです。
どちらかというと「演劇」がメインで謎解きは「おまけ」とまではいいませんが、少なめです。
ですので、「がっつり謎解きメインで体験したい!」と言う方には向かないかもしれません。
②箱形脱出ゲームの王道では決してない。
箱形のリアル脱出ゲームで一番に思いつくのは「テーブルが置いてあってひっくり返すと鍵が見つかる」とか、「ゴミ箱をあさったら錠付きの箱が見つかって、さっき見つけた鍵で錠が開いた!」等、閉じ込められた所にある物に触れ、探索しながら情報を集めていく、みたいなことも醍醐味の一つかと思います。
アンドロイド工場からの脱出に関しては、この「ものをひっくり返す」という行為はほとんどありません。
ですので、このような王道である「ものをひっくりして謎を探す」事をしたい方は、別の公演に参加される事をお勧めします。SCRAPさんの公演にもその類のものはたくさんあります。
③内容がちょっと暗め
内容がね…ちょっと暗め。
いや、ホラーの類ではないんですけどね、小さい子連れで参加するにはちょっと内容が残虐的かなと思いました。一般的な教養が備わっている大の大人なら全然問題ないと思いますが、最近は子連れで参加する方も増えていますから、この内容を子供にやらせたくは・・・ないかな。
そういうのに敏感な方・お子さんに見せたくない方は控える方がよさそうかなと感じました。
お子様連れは魔王城からの脱出などのファンタジー系の箱型脱出ゲーム等もあるので、そっちの方が楽しめるかもです。
■アジトオブスクラップ京都の場所は?
アジトオブスクラップは京都御所の近くにあります。
スクラップの常設店は少し分かりにくい所が多いですが、京都のそれも外れることなく場所が分かりにくいです(笑)。
古びた民家の様な場所の2階がアジトオブスクラップ京都となっています。
(ストリートビューも載せておきます)
見にくいですが、ガラス扉に「アジトオブスクラップKYOTO」と書かれてあります。
東京のミステリーサーカスや大阪・名古屋と違って1階にグッズが売っているわけでもないですし、大通りから1,2本外れていることもあり、人通りは本当にありません(笑)。
入り口前に当日の公演情報の看板が立っているだけとなっていますので、初めて行かれる方は場所をしっかり確認してから行くようにした方が吉です。
専用の駐車場はありません。車で行かれる方は周辺にコインパーキングがたくさんありますのでそちらに止めましょう。大体1000~1500円上限くらいで止められます。
電車の方は地下鉄「丸太町駅」から徒歩5分くらいの所にあります。
■感想
いかがでしたでしょうか?
この記事がアンドロイド工場からの脱出に参加されるか迷っている方の参考になれば幸いです。
私達のグループは残念ながらタイムオーバーで脱出失敗になってしまいましたが、終わってみると中々楽しい時間だったと感じました。まぁ、前述している通り謎が少なめだったのは残念ではありましたが。
しかし、ネタばれ無しでレビューを書くのは難しいですね…
実は同日にもう一つ「リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「紺青の美術館からの脱出」」にも参加したのでそちらもレビューも次回の記事で書いていきたいと思います。
それでは!
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