【覆面算】Lemon + Lemon = Melonの問題を徹底的に解説する!

lemon覆面算

皆さまこんにちは!

さて、今回も覆面算の問題を解いていこうと思います。

しかも!今までは2つ足し算でしたが、今回は初めて3つの足し算について解説します!!

基本的な解き方は2つも3つも変わりませんが、繰り上がりが2になる場合があり注意が必要ですので、その辺りも含めて丁寧に解説していきたいと思います。

脱出ゲームや論理パズル系のパズル本でも3つの数字を足す覆面算は見たことがありますので、慣れておくためにもここで練習していってください。

■今回の問題

今回の問題はこちらです。

 LEMON
 LEMON
+LEMON
――――――
 MELON

レモン3つでメロンになるという何とも不思議な式です(笑)。

前述していますが、3桁の計算になりますので繰り上がりが0or1or2となりますので注意が必要になる半面、足す数が3つになる事で逆にヒントも多くなる場合もありますので「難しい」と思わずにトライしてみてください!

■問題を解く前の下準備

まずは毎回のように下準備をします。

・式の上に繰り上がり用の□枠を書く
・式の右側に使用後にチェックをするように0~9までの数字を書く

こんな感じ↓

 □□□□
 LEMON
 LEMON  01234
+LEMON  56789
――――――
 MELON

下準備の意味については下記記事でまとめていますので詳しく知りたい方は参考にしてください。

■謎を解いていく

今回の簡単な手順は以下です。
 ①OとNを解く
 ②千の位の繰り上がりを考える
 ③Lを解く
 ④Eを解く

それでは順番に解説していきます。

①OとNを解く

まず最初に1の位と10の位を見てみます。

3つの数字を足して繰り上がり後の数字が同じ数になるパターンは下記の2つしかありません。

・0+0+0=0
・5+5+5=5(繰り上がり:1)

ここでN=5を考えてみます。

この時1の位が1繰り上がり、十の位はO+O+O+1=Oとなりますが、このような式はOに何の数字を入れても成り立ちません。

参考1)其々の数字を足した結果、O+O+O+1=Oが成り立たない事が分かります。
0+0+0+1= 1 1+1+1+1= 4 2+2+2+1= 7
3+3+3+1=10 4+4+4+1=13 5+5+5+1=16
6+6+6+1=19 7+7+7+1=22 8+8+8+1=25
9+9+9+1=28

ですので、N=0が確定し、1の位からの繰り上がりが無く、O+O+O=Oになるのは5しか残っていない為、O=5が確定します。さらに十の位の□は0、百の位の□は1が確定します。

 □□10
 LEM50
 LEM50  1234
+LEM50  6789
――――――
 MEL50

②千の位の繰り上がりを考える

次に千の位を見ます。

千の位はE+E+E+□(0or1or2)=Eです。このような式が成り立つのは、下記2パターンのみです。

・4+4+4+2=4(繰り上がり1)
・9+9+9+2=9(繰り上がり2)

どちらのパターンでも2繰り上がっている事が前提になりますので「千の位の□=2」が確定します。 また、万の位の□には0が入らない事が確定します。

 □10
 LEM50
 LEM50  1234
+LEM50  6789
――――――
 MEL50

参考2)其々の数字を足した結果を下記に記します。(繰り上がりが0,1の場合は上記で説明しているので省略します。)
0+0+0+2= 2 1+1+1+2= 5 2+2+2+2= 8
3+3+3+2=11 4+4+4+2=14 5+5+5+2=18
6+6+6+2=20 7+7+7+2=23 8+8+8+2=26
9+9+9+2=29

③Lを解く

次にLを見てみます。Lがあるのは万の位と百の位の答えです。

まず万の位に注目した際、L+L+L+□が繰り上がっていないことが分かります。L=4以上になってしまうと4+4+4=12となり繰り上がりが発生してしまいますので、Lが3以下であることが分かります。つまり、下記のパターンとなります。


・1+1+1+□(□は1or2)
・2+2+2+□(□は1or2)
・3+3+3+□(□は0 ※1,2を入れると繰り上がってしまう為)

②にて万の位の□は0が入らない事が確定していますのでL=3は成り立ちません。

さて、L=1or2が確定した所で今度は百の位を見ます。

M+M+M+1=20+L(L=1or2)

これが成り立つ式を考えます。

●L=1の場合

3M+1=21
  3M=20
   M=6.66666

となり、割り切れない為式が成り立ちません。

●L=2の場合

3M+1=22
  3M=21
   M=7

となり成立しますので、M=7が確定し、合わせてM=2が確定します。

上記の解き方が難しい方は、M=1、M=2、M=3……と一つずつ入れて計算をしていくと、M=7、L=2の時だけ式が成り立つ事が分かります。

また、M=7、L=2が分かった所で再度万の位を確認すると、万の位の□=1が確定します。

 210
 50
 50  34
50  89
――――――
 50

④Eを解く

ここまでくれば後はEだけです。

千の位を確認し、E+E+E+2=E+10になる数を探します。

E+E+E+2=E+10
   3E+2=E+10
     2E=8
      E=4

となり、E=4が確定します。

 1210
 2750
 2750  
+2750  89
――――――
 7250

お疲れ様でした。

■感想

今回は初めて3つの数の覆面算について解説しました。

繰り上がりに2が出てくるので中々難しい部分もあったかと思います。

ただ、3つになることで繰り上がらない数が限定され、候補が絞られる事もあり、意外と2つの足し算よりも簡単に解けてしまう部分もありました。

3つの数字の覆面残も面白いですね!また3つ以上の覆面算にチャレンジしたいと思います。

それでは!

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